無名の運転手の日記 T

[編集]
【掲載月】 2001年5,6,7,8,9,10,11,12月/2002年2,3,4,7,8月/2003年4,5,6,7,9,12月/2004年4,5,10,11,12月/2005年2月
2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010
* 1月 1月 1月 1月 1月 1月 1月 1月 1月
* 2月 2月 2月 2月 2月 2月 2月 2月 2月
* 3月 3月 3月 3月 3月 3月 3月 3月 3月
* 4月 4月 4月 4月 4月 4月 4月 4月 4月
5月 5月 5月 5月 5月 5月 5月 5月 5月 5月
6月 6月 6月 6月 6月 6月 6月 6月 6月 6月
7月 7月 7月 7月 7月 7月 7月 7月 7月 7月
8月 8月 8月 8月 8月 8月 8月 8月 8月 8月
9月 9月 9月 9月 9月 9月 9月 9月 9月 9月
10月 10月 10月 10月 10月 10月 10月 10月 10月 10月
11月 11月 11月 11月 11月 11月 11月 11月 11月 11月
12月 12月 12月 12月 12月 12月 12月 12月 12月 12月
2003年 6月

 1  2  3  4  5  6  7
 8  9
 日記
10 11 12 13 14
 日記
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
日 付題 名
6月 9日(月) 本当にドゥなってるの・・・!?
6月14日(土) 運命の糸・・・



  2003年 6月 9日(月)   本当にドゥなってるの・・・!?
営業所を出てから数十メートル走行したところで、お客様がご乗車になった。
目的地を伺ったところ、都心とは反対の方向である。
無事に目的地に到着してお客様が下車された後に、私は車の向きを都心方向に変えた。
そこは滅多に来ない地域だった。
いつもの場所に戻ろうとして、センターライン寄りの車線を走行していた。
すると、女性がお二人でこちらに向けて大きく手を振っている姿が目に入った。
この辺りの地理は不案内である・・・。
左側の車線を確認すると、他の車もバイクも来ていなかったので、私は車を左に寄せて停車した。
「よろしくお願いします」と丁寧に仰ってから、お二人はご乗車になった。
目的地を伺って車を発車させる。
後部座席のお二人の会話が始まった。

(あり・・・??)

10日ほど前に私の車にご乗車になった、FM放送のパーソナリティの方のお声に似ている。
でも、まさか・・・。
朝なので少し声の調子が違っているが、「絶対音感」を持つ私の耳は確信した。

「あの〜〜 ○子さんですか?」
 「そうですけど」
「私です。先日はご乗車いただきまして、ありがとうございました」

今度はあちらが「え〜〜あの時の運転手さんですか〜!」とビックリされたようである。

先日は、都心にある放送局のお近くでご乗車になっている。
しかし、今回は都心からかなり離れた場所である。
私はその方の公開番組の観覧を申し込んでいた。

私は運転をしながら、(本当にドゥなっているの〜〜!)という思いで一杯であった。
いつもの場所でいつもの時間に、いつもの方がご乗車になることは、決して珍しくはない。
しかし、場所も時間も全くかけ離れているのに、続けて同じ方がご乗車になる確率は極めて低い。

「私とお客様は、運命の糸でつながっているのでしょうか。」
 「・・・・・。」

無事に目的地に到着した。
数日後には、公開番組でお目にかかる事になっている。

本当にドゥなっているのか・・・。
[index]

  2003年 6月14日(土)   運命の糸・・・
今日は公休日である。
FM放送の公開番組を観覧するために、私は列に並んでいた。
かなり以前に申し込んでおいたのに、私のハガキの整理番号は最後尾に近かった。
パーソナリティの方は人気があるので、ファンの常連さんが、かなり前から申し込まれているようである。
放送の中で私の実名を連呼して下さった、パーソナリティの○子さんにお渡しする記念品を私は持参していた。
係の方の案内でスタジオに入る。
先着順で座ることになっているが、前の方の席が空いていた。
やがてパーソナリティの方々がご登場になり、マイクが置かれた机の前に着席された。
○子さんは、すぐに私に気が付かれたようで、目でご挨拶をして下さった。
時間になり、いよいよ生放送が開始された。
オープニングトークは、○子さんである。

「ちょっと前に、タクシーの運転手さんのお話をしたのですが、なんとつい先日、また同じ方のタクシーに乗せていただいたんですぅ〜」
「今日はスタジオに来て下さっています。××たかしさんです!」

すると会場の皆さんが、大きな歓声をあげて拍手をして下さった。
やはり常連の方が多いので、毎週、番組を聞かれているようである。
私は椅子から立ち上がって、皆さまに深くお辞儀をした・・・。
その状況は○子さんにより、逐次、マイクを通して伝えられている。

ゲストの方々の歌やトークで、番組はどんどんと進行していく。
本当に楽しくて、やはり来て良かったと思った。
公開放送の時間が終わりに近付くと、パーソナリティの方々がステージに並んで、観覧者のお見送りをして下さる。
放送ではCDの曲が連続して流されている。
○子さんは私を見ると一歩前に進み出て下さり、「××さん、今日は本当にありがとうございました」と仰りながら、握手を求められた。
しっかりと○子さんと握手をしてから、私は、○子さんに記念品のご本をお渡しした。

運命の糸は、私ではなくて、そのご本を書かれた方へと繋がっているのだと思う。
○子さんは、大変に繊細な方であることがよく分かった。
それだけに、精神面では色々とご苦労が多いと思う。
きっと、このご本の「言葉」が、○子さんのお役に立つ日が来ると信じている。

○子さん、本当に不思議な出会いでしたね。
また、どこかでお会いするかも・・・。
[index]
CGI-design