無名の一ファンの日記 U
《2011〜12》 PART T
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9月12日 (火)  暗証番号はパスワードに非ず

今にも雨が降りだして来そうな午後に、自転車で銀行に行って備え付きのATMから現金を引き出そうとした。キャッシュカードを挿入して画面上の「引き出し」をタッチして暗証番号を入力すると金額入力画面が表示された。必要な金額を入力して確認ボタンを押すとしばらく機械音がして「暗証番号が間違っています。正しい暗証番号を入力して下さい。」というメッセージが出た。ここで(あれ???)と思う。最初に入力した暗証番号が正しかったから次のステップの金額入力画面が表示されたのではないのか?間違った暗証番号が入力されたのならその時点で「間違っています!」の警告メッセージが表示されないのは何故なのか?今まで暗証番号相違の画面に遭遇したことが無かった自分はこのことを疑問に思ったのだが、今にも雨が降って来そうだったのでもう一度暗証番号を入力した。そうすると機械音がして現金が出て来たのだ。翌朝になってから最初に入力した暗証番号が間違っていても金額入力画面に進んだことが解せなかったので、近くのコンビニ行って別の銀行のキャッシュカードで試してみた。最初に求められた暗証番号にデタラメの数字を入れると昨日と同じように金額入力画面が出た。そこで金額を確定すると機械音がして「暗証番号が違っています」と印字された紙とカードが出て来てATMが終了してしまった。どうやら他の銀行も同じで最初の暗証番号が違っていても次のステップの画面に進行するらしいのだ。ではどうしてこういうことになっているのかと調べてみると、最初に入力した暗証番号が正しいかどうかの判定がホストコンピューターから戻ってくるまでに15秒を要するという。15秒間じっと何もしないで待っていると全体効率が悪いので、待ち時間を利用して次のステップの金額入力や振り込み操作をさせる。そして確認ボタンを押した時点で「暗証番号相違」のエラーがコンピューターから戻っていなければ出金段階に進むが、エラーが出ていれば再度の暗証番号入力を求める。多くの銀行は2回連続して暗証番号を間違えると「窓口に行ってください」みたいな警告メッセージが出るらしい。それを無視して3回目の暗証番号相違になるとロックされてキャッシュカードは使えなくなる。カードが吸い込まれてしまったら手数料を支払ってカードを再発行する手続きをしなくてはならない。因みにロックされる前に正しい暗証番号が入力されれば間違いのカウントはリセットされるらしい。暗証番号をパスワードだと考えると間違った暗証番号で次のステップに進んだことが不思議に思えるが、暗証番号は出金手続き操作の一つに過ぎないことを理解すると15秒間の待ち時間の有効活用のためには仕方がないと理解できる。何事も「あちらを立てればこちらが立たず」で確実性を優先させると利便性が失われるということらしい。暗証番号が4桁に決められたのは暗証番号システムを最初に導入したイギリスの銀行がATMにフルキーボードを備えるよりもテンキーだけで済む番号だけのシステムを採用したからだという。その当時の回線速度とコンピューターの処理能力からいっても4桁が適していたらしい。各銀行によってシステムの処理能力に違いがあるが、汎用性を優先させるために一番処理能力の低い銀行のシステムにレベルを合わせるという。中にはスーパーコンピューターで暗証番号相違を瞬時に回答する処理能力を持つ銀行があっても、15秒を要する最低処理能力の銀行にシステムの仕様を合わせるという。だから暗証番号が8桁になることはなく、今後も最後の最後に「暗証番号が間違っています」と表示されるスタイルが続くのである。暗証番号とパスワードは違うという事実を初めて知った。

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フジ子・ヘミングの一ファンが、日々の
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