Diary 2008. 6
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6月4日 (水)  「素晴らしい1日」・・・。

「それでは皆さま、今日も素晴らしい1日をお過ごし下さい!」

毎日観ている早朝のテレビ番組で、女子アナウンサーが微笑みを浮かべながら手を振っている。
私は今日も「素晴らしい1日」を過ごせるのであろうか・・・???
台風が近づいている影響なのか、強い雨と風の中をいつものように駅に向かう。
次の乗換駅では混雑した通路で、若者が周りの人々に向かって大声で怒鳴っている。
「こっちは足が悪くて動けないんだ!」
どうやら誰かに背中を押されたらしくて、そのことで若者はブチ切れてしまったようである。
その声が遠ざかるのを感じながら、私は満員電車に乗り込む。
私のズボンには若い女性のビショ濡れ傘が押しつけられている。
満員電車に乗りこむときには濡れた傘を小さくたたんで欲しいと思うのだが、その女性客は一向にお構いなしのようである。
足に雨の冷たさを感じながら、いつもの駅で下車する。
「素晴らしい1日」はもう始まっているのであろうか・・・?
特に素晴らしいことも起きないまま夜になった。
猫が大きな鳴き声をあげている。
行ってみると、数人の若者が猫を取り囲んでいた。
ノラ猫が施設の中に迷い込んでしまい、そこから出て行かなくて困っているという。
猫は階段の上で怯えきっており、仲間の助けを求めて鳴いているようであった。
私は背後から近づいて猫を抱き上げた。
外に連れ出そうとして少し歩いたところで、猫の猛反撃にあった。
私は左手の甲と腕を思いっきり引っ掻かれてしまったのである。
激しい痛みを覚えたが、私は着用していた上着で猫をくるんで爪の攻撃を制圧し、そのまま外に連れ出すことが出来た。
水道水で傷口を洗った後、バンドエイドで応急処置をした。
しばらく時間が経過すると傷口付近の皮膚が赤くなっている。
どうやら傷口に細菌が入って感染したようである。
翌日になってから外科の医院を訪ねて、傷口の手当てをしてもらった。
細菌の感染を抑える飲み薬も貰った。
左手は包帯でぐるぐる巻きにされ、「水に濡らさないように」と医師から注意を受けた。
自宅に戻り、ビニール袋とサランラップを左腕に巻いて入浴したが、不便なことこの上もない。
タオルを絞ることが出来ない。
右腕の脇の下を洗うことが出来ない。
今まで当然のように過ごしてきた毎日が「素晴らしかった」ことに気付く・・・。
「素晴らしい1日」は、向こうからやって来ない。
そうなるように、自分で作り上げて行くものではないだろうか・・・。
「感謝」の気持ちがあれば、すべては素晴らしい・・・。

明日は「素晴らしい1日」にしたいと願いつつ、今日の1日に感謝・・・。


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