Diary 2016. 9
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9月17日 (土)  嗚呼、憧れの電波掛け時計考

ずっとずっと永い間、キッチンの壁に電波掛け時計を設置することを夢見ていた。それは叶わぬ夢であることは予め理解していたのだ。何故ならばその場所は鉄筋コンクリートの壁なので電波時計の電波は不到達になってしまうのだ。基本的に電波時計は窓際に設置するようになっている。木造建築の場合には部屋の中でも受信可能となる場合があるが、鉄筋コンクリートの建造物の中には電波が届かない。置き時計であれば電波を受信できる窓際に運んで設置すれば良いだろう。然しながら「掛け時計」は窓際の壁にしか設置できないという宿命を背負っているのだ。ならば諦めるしか無いかといえばそんな事は無いのだ。現在、福島の送信所からは40kHzで九州の送信所からは60kHzで電波時計の標準電波が送信されている。関東地方では福島の電波を受信する分けだが多くは窓際の位置でしか受信が困難である。ならばインターネットの回線からJJYの標準電波と同じ信号を拾って自宅内に送信設備を設置すれば鉄筋建造物の屋内でも電波が受信可能になるのだ。今回は先にSEIKO社の電波掛け時計を注文した翌日に電波送信機を購入した。自宅内で60kHzの電波を送信するのは簡単でパソコンからも出力をコントロールすることができる。最大で10m離れた場所の電波時計に電波を届けることが可能なのだ。送信機とキッチンの掛け時計との距離は3.5mだったので出力レベルを35%に設定。翌日に届いた電波掛け時計で標準電波を受信することが出来た。不可能と思われた場所で電波時計を稼働させることが出来ただけではなく、電波腕時計も窓際でなくて室内に置いておくだけで電波を受信して正確な時刻に修正することが可能になったのだ。ちなみに福島の送信所は9月5日〜9日及び12日と13日の09:00〜18:00の間、設備のメンテナンスの都合で電波を送信していなかったことが後から判明したのだ。福島の送信所は全くあてにならないというのが実態なのだ。ところがまだ問題が有った。アナログ式の電波時計は針で時を示すので針の表示に誤差が生じる。多くのメーカーでは秒針は+/−1秒以内、分針と時針は目盛りに対して+/−3度以内の規格としている。3度というと60個ある分の目盛りの半分の位置である。つまり秒針が真上を指している時に分針が30秒ずれていても許されるという規格である。実際に見ていると秒針が12のときに分針が目盛りの半分ずれているのは気になってしまう。最初に購入したSEIKO社の時計は高いだけのことはあって指針の誤差は殆ど無かった。然しながら目盛りの半分ほど針がずれていても「規格内」として許されるのは納得がいかない。気付いたことは時計の文字の反対側に目盛りがある時計ほど指針の誤差は増幅されて大きくなる。文字の内側に目盛りがある時計は誤差が目立たない。これまでデジタル表示の時計を見慣れていたので、アナログ式の時計には指針の誤差が生じるという事実を深く認識させられたのだった。


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