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└◇384:
ラクリモーサ 「涙の日」・・・。 [たかし] 07/11 15:17

 ├◇385:「あの日」から4ヶ月・・・。 [たかし] 07/12 21:33
 └◇386:時代とピアノ・・・。 [たかし] 07/14 12:42<-last


384● ラクリモーサ 「涙の日」・・・。[ たかし ] 2011 07/11 15:17
モーツァルトが絶筆したのは「レクイエム」ラクリモーサ(涙の日)の第8小節だったそうです。 助川敏弥:作曲「ちいさき いのちの ために」は、相次いであまりにも早く失われた幼き「いのち」のためと、痛恨の深い悲しみから自らの魂とを救うために作られた曲です。 この曲が収録されているCD「深沢亮子(ピアノ) モーツァルト キラキラ星変奏曲」(発売元:ナミ・レコード)」を入手して何度も聴きました。 曲の演奏はおよそ2分で終わります。 私はこの曲の最後で「いのちの儚さ」を感じとりました。 東京芸術大学に建てられているレオニード・クロイツァー記念碑には「音楽は魂で感じとられるもの、音楽を理解するだけでは充分ではない」と書かれているそうです。[萩谷由喜子:著書「田中希代子〜夜明けのピアニスト〜」(発行元:ショパン)より] この言葉は大変に重く響いてきました。 東京芸術大学の構内に入ったことが無い私は記念碑を見たことがありません。 フジコさんのピアノは魂で感じとられるように演奏されているのだと思います。 深沢亮子さんの演奏も素晴らしかったです。 フジコさんのCDにも「ちいさき いのちの ために」が収録されることを願っております。 「フジコ・ヘミングを語るファンのホーム」たかし   
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385● 「あの日」から4ヶ月・・・。[ たかし ] 2011 07/12 21:33
2011年3月11日午後2時46分・・・コンサート会場で演奏活動をされていた演奏者の方はどうされたのでしょうか。 すぐに演奏を中断して避難するべきか、揺れながらも演奏を続けるべきか迷われたことと思います。 大きなコンサートホールでしたら演奏者の判断ではなく、主催者や会場の管理者の判断で避難誘導をされたことと思います。 震源地からの距離で状況は違っていたと思いますが、実際に演奏活動をされていた方は大変な思いをされたことと思います。
本日、大手のコンビニに立ち寄りました。 店内に一歩入るとゴーゴーと大きな音がして冷房装置が強く作動しておりました。 立っているだけで寒さを感じるくらいに店内は冷やされていました。 人の出入りが激しいので冷房を最大に効かせているのでしょうが、店内の照明も明る過ぎました。 「あの日」から4ヶ月しか経っていないけれど、もう4ヶ月が過ぎてしまったようです。 これから暑さが増していく中で電力供給は本当に大丈夫なのでしょうか? 今日は私のパソコンに常駐させている「緊急地震速報」のカエルくんが何度も何度も鳴いて地震の発生を伝えていました。
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386● 時代とピアノ・・・。[ たかし ] 2011 07/14 12:42
 1968年(昭和43年)4月、東京文化会館でリサイタルが開かれた。 演奏者は田中希代子で曲目はムソルングスキーの組曲「展覧会の絵」他・・・。 40度の高熱と共に演奏を終えた田中希代子氏、最後の公演であった。 「展覧会の絵」はフジコさんがこの度の東日本大震災チャリティコンサートで演奏された「大曲」である。 私は今まで随分と多くのフジコ・サウンドを浴びて来た。 フジコさん独特の演奏スタイルを見る度にどうしてこのような音色が出せるのか不思議でならなかった。
 今般、長年の「不思議」を紐解いてくれたのは萩谷由喜子:著書「田中希代子〜夜明けのピアニスト〜」の一冊である。 私は2001年に田中希代子氏のベートーヴェンをCDで聴いて驚愕していた。 田中希代子氏のことを何も知らなかったので、萩谷氏の著書を購入するに至ったのである。 本書が発売されたのは2005年であるから、2001年当時の私は驚きを持ってCDを聴くに留まっていた。
 私は田中希代子氏の生い立ち等についての知識を得る目的で本書を手にしたのであるが、本書はもっと沢山の「不思議」を解き明かしてくれたのである。
 楽器は時代の変遷を経て改良を重ねてきた。 ピアノの奏法も時代の変化と共に指先奏法からハイフィンガー奏法、そして重力奏法へと変わって行くのである。 本書はハイフィンガー奏法を忠実に守った女流ピアニスト「久野久」を紹介している。 それはまるで宮本武蔵の人生と酷似していた。 宮本武蔵は剣の達人であったが、時代はもう戦国時代ではなかった。 久野久は海外で滞在先のホテルの屋上から身を投じた・・・。
 現代のピアニストは重力奏法を基調として、それぞれが自己の奏法を研究加味して独特の音色を出しているそうである。 ハイフィンガー奏法を絶対的に否定せず、曲のあるパートではこの奏法を用いるのもまたテクニックの一つであるという。
 田中希代子氏の人生を知りたかっただけの私に、本書は沢山のメッセージを届けてくれた。 膠原病のこともよく知らなかった私であるが、田中希代子氏は壮絶なる闘病生活の中で「私は頑張りません」と仰っていたそうである。
 2011年3月11日に時代は変わった。 少なくともフジコさんの音色は変わった。 フジコさんの思いと聴く者の思いとが完全に一致している。 7月の公演チケットをお持ちの方は極めて幸運である。 この時代を奏でるピアニストの演奏を生で聴く事が出来るからである。 それは「聴く」というよりも「魂の交信」と言うべきなのかも知れない。

 フジコ・ファンの方は是非、本書を一読されることをオススメします。

 「フジコ・ヘミングを語るファンのホーム」 たかし  
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