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└◇389:
4/26 紀尾井ホール 〜 喜びの島 〜 [たかし] 04/26 20:59


389● 4/26 紀尾井ホール 〜 喜びの島 〜[ たかし ] 2014 04/26 20:59
   2014年4月26日(土)紀尾井ホール 開演14:00

 〜 フジコ・ヘミング ピアノソロ コンサート 2014 〜

この日の東京の空はどこまでも青く、木々の緑が強い日差しと共に四季の移ろいを知らせていた。紀尾井ホールは全座席数が800席なので、座席数は他会場の大ホールの半分程度だと思われる。
本日の演奏はどの曲も音色が素晴らしく輝いていたが、今日の私の心に一番深く響いたのは、ドビュッシー「喜びの島」だった。
この曲は今までに何度も何度も聴いているが、今日の私には光り輝く波飛沫が見えたし、情景の色彩も鮮やかに感じられた。フジコさんはずっと以前からこの曲を演奏されているというのに、今日までこの曲の素晴らしさに気づくのが遅れたことを極めて残念に思う。フジコさんがこの曲の演奏を続けてくれたことに対して感謝したい。
この曲は当初は「シテール島への船出」というタイトルで、シテール島は愛の女神ヴィーナスの島なのだという。人々は何故、フジコさんの生演奏を聴きに会場を訪れるのだろうか。それは目の前で演奏をするフジコさんを目で見て、輝く音色を全身に浴びることで、至福の時を感じることが出来るからだと思う。フジコさんのファンは、フジコ・ファンでいられることをこの上も無く「幸せ」と感じているのだ。
今日の紀尾井ホールは「シテール島」そのものだった。
フジコさんの音色は今日も綺麗に澄んでいて、フジコさんだけが醸し出せるフジコ・サウンドは、聴く者に生きている幸せを感じさせてくれる。
ラ・カンパネラが会場に鳴り響いて大拍手が鳴り止まぬ中、フジコさんはバッハのアリアを演奏されてステージを後にした。
無情なるかな・・・客席のライトが点灯されて、喜びに浸る聴衆は喜びの島を去る時を告げられたのである。誰もが幸せというお土産を心に秘めて会場を去る。
そして人々は次の機会が訪れんことを心から願うのだ。
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