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No.362  2009.6.7「フジコ&スペイン・カメラータ21」
発言者: たかし
発言日: 2009 06/08 13:42
発言元: IP=proved
∞∞∞∞∞∞∞ イングリット・フジコ・ヘミング ∞∞∞∞∞∞∞
∞∞∞ トビアス・ゴスマン指揮 スペイン・カメラータ21∞∞∞
∞∞∞∞∞∞∞ 東京オペラシティコンサートホール ∞∞∞∞∞∞∞

    〜 2009年6月7日(日)14:00 開演 〜


         《 プログラム:第一部 》
 
      ★ スペイン・カメラータ21オーケストラ ★

 フランツ・ヨゼフ・ハイドン

          序曲「オルフェオとエウリディーチェ」

          序曲「月の世界」


     ★ フジコ・ヘミング&スペイン・カメラータ21 ★

 ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト

          ピアノ協奏曲 第21番 ハ長調 作品467


        ★ イングリット・フジコ・ヘミング ★

 ショパン     「別れの曲」

 リスト      「ラ・カンパネラ」


         《 プログラム:第ニ部 》
 
      ★ スペイン・カメラータ21オーケストラ ★ 

 ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト

      交響曲 第41番 ハ長調 作品551 「ジュピター」 

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 こちらの【Message Room】で私自身が2006年2月2日に発言をした記事があります。
 No.196「タン.タタン..タタ〜ン...の一日・・・。」は、モーツァルトの「ピアノ協奏曲 第21番」第二楽章の旋律が、私の頭の中に一日中流れ続けているという内容でした。
 そしてそれから3年の後に、フジコさんの生演奏によるその旋律を実際に聴く日が来ることは、その当時は想定をしていませんでした。
 東京オペラシティコンサートホールは、私が初めてフジコさんの生演奏を聴いた記念すべき会場です。
 本日の「スペイン・カメラータ21」との共演による演奏会では、私の座席は3階席でL1(左側)になっていました。
 実際に着座してみると、前に手摺と遮蔽板が設けられていて、そこからはステージの右側半分しか見えません。
 やむなく腰を45度ほど前に曲げ、背もたれから離れて身を乗り出して遮蔽板の下にあるステージを見下ろすことになります。
 その列の方々はほぼ全員、私と同じように前屈の姿勢で演奏を聴いています。
 この姿勢は腰痛に悩む私にとって、大変に辛いものでした。
 それでも私はその姿勢で聴き続けたのです。
 私の座席はステージのほぼ真上に位置していたので、前に身を乗り出していれば各楽器から発せられるピュアな音色がそのまま届いて来るのです。
 フジコさんと「スペイン・カメラータ21」によるモーツァルトの「ピアノ協奏曲 第21番 ハ長調 作品467」の演奏を聴いているうちに、私は不思議な気持ちになりました。
 私はもうこの世には存在しておらず、天界から演奏を聴いているような気がしたのです。
 フジコさんの黒いご衣裳の背中には、天使の羽のような白い飾りがありました。
 もしかしたらビョンビョンもメイちゃんも、背中に羽が生えた「エンジェル・キャット」になっていて、私と一緒にフジコさんの演奏を聴いているのではなかろうか・・・。
 「タン.タタン..タタ〜ン...」の旋律を聴きながら、私は過去と現在と未来を眺めていました。
 鍵盤がピアノの本体に反射して、2列になって見えていました。
 フジコさんの手と指の動きは、まったく申し分なく良く見えています。
 あの力強い低音部は右手で弾いておられたのですが、とても美しいフォルムでした。
 「スペイン・カメラータ21」の一糸乱れぬ演奏は、繊細かつダイナミックなものでした。
 第三楽章が終わると、会場の客席から割れるような大拍手が沸き起こりました。
 フジコさんのピアノ・ソロでは「別れの曲」と「ラ・カンパネラ」が演奏されました。
 ピュアな「鐘」の音色が下の方からダイレクトに響いてきます。

 第二部が始まったときに、私はあることに気が付きました。
 いつもとは何かが違うのです。
 それは手摺に触れている私の手が「音楽」を感じているのです。
 私が座っている3階席はバルコニーのようになっていて、座席も床も手摺も下方から届く楽器の音と共鳴しているようなのです。
「コンサートホールは楽器の一部」と言われますが、音楽を全身で感じることが出来たのはこの位置のお陰なのだと思いました。
 ピラミッドの頂上のようになっている天井は、不思議なパワーをもたらしているのかも知れません。
 
 「スペイン・カメラータ21」のすべての演奏が終わった後、客席からの拍手は止むことが無くいつまでもいつまでも続いていました。
 拍手がこれほどまでに長く続くのは、聴衆が本当に満足をしたからに他なりません。

 私も「感動をありがとう!」と心の中で叫びながら、指揮者とオーケストラのメンバーにいつまでも拍手を送り続けました。

                  〜 FINE 〜

▼関連発言

362:2009.6.7「フジコ&スペイン・カメラータ21」 [たかし] 06/08 13:42<-last


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